僕自身も普段からトレード分析で活用している超高機能チャートツール「TradingView(トレーディングビュー)」について、基本的な特徴や料金プランなどを解説します。
TradingView(トレーディングビュー)とは
TradingViewはアメリカのTradingView社が開発しているクラウド型の高機能チャートツールです。
最新の高度なクラウド技術とブラウザ言語によって、世界中どこからでもお好みのブラウザでアクセスできるようになり、さらに世界中のトレーダーとアイデアを共有してトレードスキルを磨くことができます。
TradingView(トレーディングビュー)の特徴
圧倒的に豊富な銘柄数
TradingViewでは為替・国内株・外国株・先物・CFD・債権・仮想通貨・指数など、あらゆる銘柄をTradingViewのチャートツールを使って分析することができます。
今注目されている仮想通貨の銘柄もたくさん揃っているぞ。
50種類以上の描画ツールと100種類以上のインジケーターを内蔵
TradingViewでは移動平均線やボリンジャーバンドや一目均衡表など人気の高いテクニカル指標からマニアックなものまで100種類以上のインジケーターを搭載しています。
さらに水平線などのチャート描画ツールは50種類以上も搭載しているので、テクニカル分析を正確に行うことができます。
インジケーターが100種類以上でチャート描画ツールが50種類以上
これほどの量を搭載しているチャートツールは他ではなかなかないぜ。
超便利なアラート機能
これまでの基本的なアラート機能というのは特定の価格に到達したら知らせてくれるものでした。
しかしTradingViewのアラート機能はさらに高機能となっており、「水平線」「移動平均線」「トレンドライン」「ボリンジャーバンド」など、特定の価格帯だけではなく、ラインやインジケーターにもアラート設定ができます。
さらにアラート通知をスマホでも受け取ることができるのでエントリーを見逃すのを防いでくれます。
俺はアラートを仕掛けまくってるぜ。
そしてアラートにはメモを書き留めることができるから、これがなんのアラートだったか忘れることがないんだ。これは超便利だぜ。
インストール不要でどのPCからでもアクセス可能!スマホと連動も!
TradingViewはブラウザ型なのでどのパソコンからでもアクセスができます。つまり必ず家のパソコンではなくてもいいので、出掛け先のパソコンからログインしてトレード分析ができたりします。
専用アプリも提供されているので、スマートフォンやタブレットからログインすれば、保存したチャートを開けばインジケーターや描画ツールは全て連動されます。
TradingView(トレーディングビュー)のプランと料金の比較
TradingViewでは完全無料で使える「Basicプラン」と、その他有料プランである「Pro」「Pro+」「Premium」が用意されており、料金設定は以下の表の通りです。継続的に使うなら「年払い」の方が安くなるためオススメです。
プラン | Basic | Pro | Pro+ | Premium |
月払い | 無料 | 14.95ドル (179.4/年) | 29.95ドル (359.4/年) | 59.95ドル (719.4/年) |
年払い | 無料 | 155ドル | 299ドル | 599ドル |
プラン毎の機能比較
TradingViewはプラン毎に使える機能に制限が設けられていますが、どれほど違いがあるのか、主に便利な機能をピックアップして表にしてみました。
機能 / プラン | Basic | Pro | Pro+ | Premium |
広告 | あり | なし | なし | なし |
タブ毎のチャート数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
チャートレイアウトの保存数 | 1 | 5 | 10 | ∞ |
秒足 | × | × | × | ○ |
100以上の内蔵インジケーター | ○ | ○ | ○ | ○ |
チャート毎のインジケーター最大表示数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
50種類以上の描画ツール | ○ | ○ | ○ | ○ |
出来高プロファイルインジケーター | × | ○ | ○ | ○ |
アラートの設定数 | 1 | 10 | 30 | 400 |
アラートの有効期限 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | ∞ |
上の表はほんの一部になりますが「100以上の内蔵インジケーター 」や「50種類以上の描画ツール」を除いて、プラン毎にも違うのが分かるかと思います。
そこでここからはプラン毎に違う機能を簡単に解説していこうと思います。
広告
有料であれば広告は消えるので、煩わしいことなくトレードに集中ができます。
タブ毎のチャート数
チャート画面を分割できる数になります。
例えば通貨別や時間別など、マルチタイムフレーム分析をするときなどに非常に便利な機能です。
チャートレイアウトの保存数
チャートのレイアウトを保存できる数です。
例えばドル円しかトレードしない方であれば保存数は1つで足りるかもしれませんが、それ以上の通貨を監視している場合は保存数が多い方がいいでしょう。
秒足
こちらはPremiumプランだけが使える機能になりますが、「1秒足」「5秒足」「15秒足」「30秒足」を表示させることができるようになります。
この機能は人それぞれのトレードスタイルにもよりますが、スキャルピングをやられる方には便利かもしれません。
チャート毎のインジケーター最大表示数
インジケーターの最大表示数です。
例えば25EMA、75EMA、200EMAの3つだけを表示させるならBasicプランでOKですが、それ以上のインジケーターを表示させるなら、有料プランにしなくては表示させることができません。
出来高プロファイルインジケーター
価格水準毎に出来高を把握できるインジケーターです。
通常は時系列の出来高で分析しますが、この「出来高プロファイルインジケーター」は価格水準毎に出来高を分析できるため、レジスタンスやサポートになりそうな価格水準が視覚的に分かりやすくなります。
こちらは有料プランのみですが非常に優秀なインジケーターで、これを使うためにTradingViewを利用するトレーダーも多くいます。
アラート設定数&アラート有効期限
アラートを設定できる最大数と有効期限です。
TradingViewのアラート機能は非常に優秀なためこの機能を使わない手はありません。たくさんの通貨を監視しているトレーダーさんであればアラート設定数は多ければ多いほど便利だと思います。
おすすめプランと30日間無料お試し
プランは人それぞれのトレードスタイルによって変わってくるかと思いますが、少なくとも2つ以上の通貨ペアをトレードしているならPro以上のプランを強くおすすめします。
「チャートレイアウトの保存数」や「タブ毎のチャート数」「アラート設定数」など、バランスが最も良いのは「Pro+」あたりにすればストレスなく使えるでしょう。それ以上にガッツリ使うのであれば「Premium」でしょうか。
初めてTradingViewを利用するのであれば「Pro」「Pro+」「Premium」全ての有料プランで30日間無料で試すことができるので、一度試してみることをおすすめします。
そこで使う機能や使わない機能が出てくると思うので、自分に合ったプランが見えてくるかもしれません。
まとめ
TradingViewは多機能のため全ての解説は難しいですが、それでも非常に便利なツールだということは感じていただけたかと思います。僕もチャート分析はほとんどTradingViewで行っているので大変おすすめです。
TradingViewは世界的にはもうスタンダードとなるチャートツールだ
こいつを使うともう他には戻れないぜ