ローソク足辞典|陽のコマ・陰のコマについて徹底解説

ここではローソク足の陽のコマ・陰のコマについて解説します。

目次

陽のコマ・陰のコマとは

コマの特徴としては、ローソク足の実体が小さく、上ひげと下ひげが同じくらいの長さで買いと売りが均衡しており様子見・迷い相場になることを示唆します。

コマ形成後の値動きの特徴

コマは上ひげ下ひげが長いほど迷い相場になりやすく、そうなった場合はコマの高値と安値の間で推移していく動きがよく見られます。その場合、陽のコマであれば上に抜けやすく、陰のコマであれば下に抜けやすい傾向がありますが、必ずのそのような動きになるわけではないです。

コマが現れた時の対応

コマを形成した場合、その後は方向感の無い相場がくる可能性が高まるため、一度様子見にした方が賢明でしょう。特に1時間足以上のローソク足で長いひげを付けてきた場合は要注意です。

また、コマは連続して形成されることもよくあるため、高値または安値を抜けたからといって安易に追いかけて仕掛けるのは危険だったりします。まずは環境認識を把握し、じっくり値動きを観察しましょう。

下図は4時間足と、それを拡大させた15分足のチャートになります。
4時間足では陰のコマを形成後、連続させてコマを形成しながら下落しています。

4時間足チャート
15分足チャート

このように上位足でコマを形成した場合、下位足では方向感を捉えるのが難しい乱高下相場になることがよくあるため、ある程度値動きが落ち着いたり、何かのチャートパターンに展開するまでは無理にトレードするよりは様子見が賢明のときが多かったりします。

まとめ

特に上下に長いひげを付けたコマが出現した時は厄介な相場になることが非常に多いです。
そんな時は焦らずに、まずはコマの高値と安値にラインを引いておいて環境認識の確認をしましょう。
そして自分が分かるパターンが来るまでは様子見に徹することがコマを攻略する秘訣だと思います。

投資家A

コマは抵抗の強い価格水準で形成されやすいんだ。
1時間足以上で長いひげのコマを形成した時は一度環境認識を確認するといいだろう。

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