こちらでは欧州では知名度の高いチャートパターンでもあるカップアンドハンドルについて解説します。
カップアンドハンドルとは
強気のチャートパターンのサインとして考えられています。
大小2つのアーチから形成されており、それが真横から見たコーヒーカップのように見えることから名付けられたそうです。
カップアンドハンドルについて
上昇優位性の高いチャートパターンです。
大きなアーチを描いて底固めする動きを見せた後に、ネックラインまで上昇しますが一度反発されます。しかしその反発も限定的となり、安値を切り上げて小さなアーチを描いて更に底固めをしてから上昇しネックラインを上抜いてカップアンドハンドルの完成です。
カップアンドハンドルは2つのアーチを作って底固めすることで上昇しやすいチャートパターンとなっています。
カップアンドハンドルの利確目安
大きなアーチの底(安値)からネックラインの長さと等しい長さまで伸びることが多いとされています。
リアル相場で形成されるカップアンドハンドル
下のチャート図はリアル相場で形成されたカップアンドハンドルの成功例と失敗例になります。
カップアンドハンドルの成功例
カップアンドハンドルの失敗例:ネックラインを一度上抜けるもすぐに下落
逆カップアンドハンドルについて
下落優位性の高いチャートパターンです。
大きなアーチを描いて天井固めする動きを見せた後、ネックラインまで下落しますが一度反発されます。
しかしその反発も限定的となり、高値を切り下げて小さなアーチを描いて更に天井固めをしてからネックラインを下抜いて逆カップアンドハンドルの完成です。
逆カップアンドハンドルは2つのアーチを作って天井固めをすることで下落しやすいチャートパターンとなっています。
逆カップアンドハンドルの利確目安
大きなアーチの天井(高値)からネックラインの長さと等しい長さまで伸びることが多いです。
リアル相場で形成される逆カップアンドハンドル
下のチャート図はリアル相場で形成される逆カップアンドハンドルの成功例と失敗例になります。
逆カップアンドハンドルの成功例
逆カップアンドハンドルの失敗例:ネックラインを明確に下抜けずに上昇
まとめ
カップアンドハンドルはダブルボトム・ダブルトップにも似ていますが、大きな違いはアーチを作って強い底固め(または天井固め)をしていること、そして2つ目のアーチは安値を切り上げている(または高値を切り上げている)こと、この2つの値動きによって強いチャートパターンを生み出しているといえます。
特に欧州には人気のあるカップアンドハンドルなので、ロンドン市場で出現すると強く意識されやすいと言われます。