トレード戦略
月足

4月になったので月足から見ていきましょう。
ビットコインは今月も陽線を形成させました(白矢印)。
しかも、先月足は長い上ひげを付けていたにも関わらず、それを上抜きこれまでよりも最も大きな陽線を確定。本当に強いですね。
この動きを見る限りは、やはりロングを軸に戦っていくべきでしょう。
週足を見ていきましょう。
週足

直近の大陰線(白矢印)の高値を上抜いてきています。
まだ今週足は確定していませんが、このまま上抜いて確定させた場合は上昇優位性が高まりそうなので、この辺りも観察しておいた方がよいでしょう。
日足

各ゾーンは前回のまま表示させています。
非常に力強いビットコインですが、やや気になる部分もあります。
黄色枠に注目してもらいたいのですが、これまでビットコインはある程度の時間調整を経て上昇相場を作っています。しかし今回に限っては、これまでに比べると時間調整がやや少なくも感じます。
もうすでにビットコインはかなり上昇してきているため、ここから続伸させるにはもう少し時間調整があった方がいいのかなという印象ではあります。
これまでは上昇転換する際にはダブルボトムのようなチャートパターンを形成していました。今回はまだ分かりませんが、もう一度落としてくる可能性があるとすれば赤ゾーンか黄色ゾーンあたりでしょう。
4時間足を見てみます。
4時間足

新しく青ゾーン(58997.29 – 59468.77)を追加しました。
この青ゾーンをしっかり上抜いてきた場合は続伸の可能性はやや高まりそうです。ただし上抜いたからといってすぐに追いかけるのは危険でしょう。なぜならビットコインは強い節目を規定させてきた場合、高い確率で一度その節目まで戻し、それから本格的な上昇する動きを作ることがあるからです。
または一度赤ゾーンまで落としてから、そこから何かしらの値動きを作って上昇転換するか。
今の強いビットコインであれば、最大でも赤ゾーンまでの下落も考えられます。ただし、赤ゾーンを下抜いてきた場合は、続落させてくる可能性が高まるため要注意です。
1時間足

3月31日の16時頃に一瞬の急落相場が起きました(白矢印)。
この動きが仕手かどうかは分かりませんが、ある一定の出来高を持って落としてきたのは無視できません。
この急落を作った価格帯(59802.68)と、その後に反発させた価格帯(56882.29)にはラインを引いておいてもよいでしょう。どちらかに抜けた方向へ進んでいく可能性もあります。
まとめ
ビットコインはやや軟調気味でしたが、決済大手のVISAが米ドルに連動するステーブルコインを決済に利用する計画が29日に報じられた後に急上昇させました。また、31日にはPayPalが仮想通貨決済ができるサービスを開始したようで、ファンダメンタルズ的にも非常に強い印象です。
現物で保有するなら段階的に購入していけばよいでしょうし、トレードするなら各節目まで引き付けてからロングを軸に戦った方が良さそうですが、今はちょうど青ゾーンにいるので、まずはどちらに抜けていくのか静観する時かなと思います。
あとはドミナンスが軟調なのは少し気になるところですね。

これを見る限りはまだ弱気に見えます。
今の相場的にも、もう少し様子見たいところでしょうか。