トレード戦略
ドル円・週足チャート – 下落優位性の高い流れ
今週は大きな陰線を形成(白矢印)。
前回のトレード戦略で予測したように、やはり黄ゾーンが上値の重い価格水準と規定され下落に転じました。
基本的には下流れで良いと思いますが、現在は赤ゾーンの水準に達しているため、ここからの反発はやや警戒しておくべきでしょう。
日足で見てみましょう。
ドル円・日足チャート – 上値の重いプライスアクション
日足では注目すべきプライスアクションが現れています。
直近2本のローソク足を観察してみましょう。
このようなプライスアクションが現れた場合、特に下落トレンドにおいては市場心理的にも買い支えが弱まる傾向にあり、続落させるケースが比較的多いです。
ただし続落させても断続的に底堅い価格帯になってくるため、当然その辺りを考慮しながらトレードをするべきだと思います。
青ゾーン(129.803 – 130.311)あたりも意識しておいても良いかもしれません。
ドル円・4時間足チャート – 短期反発に警戒
基本的には上値の重い値動きとなっていますが、赤ゾーンからの短期的な反発は警戒しておくべきでしょう。
またウェッジのようなチャートパターンも形成しているからという理由もあります。
仮に下抜けたとしてもダマシとなって黄色点線(131.120)あたりから戻す動きを作ってくる可能性もあるのかなと少しばかり警戒しているので、抜けたらしっかり上値が抑えられたのを確認してからショートを仕掛けたいと思います。
個人的には一旦ここから上昇してもらい、上値が重い水準を確認してからショートを仕掛けたいですね。
月曜日の東京市場では一旦は反発すると思うんですけどねぇ。
来週の価格推移の見通し
赤ゾーンと青ゾーンの2つの範囲に分けて価格推移を予測します。
赤ゾーン:125.109 – 131.445
青ゾーン:131.446- 135.199
まとめ
来週最も注目すべきのがFOMCでしょう。
基本的には利上げ観測が高まっており0.25%の利上げが予測されています。ただし、米シリコンバレー銀行の破綻により市場では年内利上げ停止という見方が強いため、0.25%の利上げでもサプライズとはならず、変わらず上値の重い値動きになる可能性もあるでしょう。
もう一方の可能性としては、米シリコンバレー銀行破綻によって金融システムの安定を優先するために利上げ見送りです。こちらはサプライズとなり大きく円高に振れるんじゃないでしょうか。
またその後のパウエル議長の発言にも要注目ですね。
どちらにしても来週は大きな動きを作ってくる可能性が高いので要警戒です。
結局上値が重いのは変わらないのかなぁとは思っていますね。