【来週のドル円予想・見通し】トレード戦略|優位性の高い逆三尊

【来週のドル円予想・見通し】トレード戦略|優位性の高い逆三尊
目次

トレード戦略

ドル円・週足チャート – 上昇警戒

週足では陰線と陽線を交互に形成しながら高値を切り上げています。

前回トレード戦略の週足のところで「これまで観測できた規則性がやや崩れかけており下落優位性がなくなってきている」と話したように、やはり相場環境が少し変化してきているようです。

もちろん上値も重いのですが、やや買いが優勢になってきている値動きになってきているため、スイングベースで大きな下落値幅を狙ったショートは少々危険だと思います。

むしろ1月からずっと底固めする値動きを作っているため、ここから再度大きく上昇する可能性があると警戒しておいてもいいでしょう。

大きく上昇する可能性もありますが、だからといってロングで一発狙いましょうということではないですからね。

ドル円・日足チャート – 大きく上昇する値動きのサイン

現在ひいているゾーン

黄ゾーン(137.628- 138.854)
オレンジゾーン(135.106- 135.373)
緑ゾーン(133.786 – 134.111)
赤ゾーン(131.505 – 131.836)
青ゾーン(129.803 – 130.311)
紫ゾーン(126.191 – 127.198)

ゾーンは前回のをそのままです。
まず日足では逆三尊のようなチャートパターンを形成しています。

この逆三尊の特徴としては、右肩を大きく切り上げ、左肩・頭と共に底固めする値動きを作っていることから、上昇優位性の高い逆三尊と判断します。ただし上値も重いため、ここから崩れていく可能性も十分にあります。

そこで上昇する可能性が高い判断材料としては、この逆三尊のネックラインを上抜けです。チャートでいうところの白トレンドラインになります。

ここを上抜いていけるなら、次の目標価格である黄ゾーンあたりまで上昇していく可能性が高いと思います。

ただ緑ゾーンからオレンジゾーン間は断続的に上値が重いため、乱高下させて判断が鈍るような値動きを作ってくる可能性もあるため要注意かなと思っています(逆に一気に抜けてくる可能性もあるんですけどね…)。

上抜けていくかなと思ってはいますが、今の相場でポジションを長く保有するのは危険かなと思います。

ドル円・4時間足チャート – 規則性が崩れた時が上昇チャンスか?

これまでのレンジ相場では必ず三尊を形成してから下落に転じるという規則性があるため、今回はどのような値動きを作ってくるのか見てみるのもいいでしょう。

全く違った値動きを作って上昇する動きが観測できれば、続伸を警戒してもいいかなと思います。

あとはチャネルの中央ライン、または白ゾーン付近を下抜くようであれば、一旦目線をフラットにしてもよいかなと。

上昇圧力はこれまでのレンジ相場の中で最も強いので、下げるにしても、すぐ下落に転じる可能性は低いかなと。

来週の価格推移の見通し

赤ゾーンと青ゾーンの2つの範囲に分けて価格推移を予測します。

赤ゾーン:130.640 – 134.099
青ゾーン:134.100- 138.824

それぞれのゾーン内にいる間は、そのゾーン内を推移し続ける傾向が強そうなところで範囲を分けています。

まとめ

今週は米消費者物価指数、卸売物価指数などの指標結果を受けてドル円は続落しましたが、最終的には底堅い値動きを維持する中で米10年債利回りの上昇、ドル高となりました。

方向感が非常に分かりにくい相場ではありますが、5月のFOMCでは0.25%利上げ観測が優勢している状況もあってか相変わらずドル円は底堅い値動きを維持しています。

テクニカル的に分析してもやはり底堅い値動きをしており、ここからまた再度上昇していく可能性もあるので警戒しておきたいところです。特に今はショート勢が多いため、より強い圧力をもって上昇していく可能性もあるということは認識しておきましょう。

来週注目しておきたい経済指標は4月21日(金)の日本の全国消費者物価指数(CPI)でしょうか。

日銀の植田和男新総裁は今の大規模な金融緩和策について「継続することが適当だ」と述べています。しかし現在の長期にわたる金融緩和は副作用・問題点も多いと指摘されており、市場では今後金融緩和策が修正されると予想もされています。

来週の日本の全国消費者物価指数(CPI)の結果によっては、更に金融緩和策の修正が強まる観測を受けて円高に向かう可能性もあるため注目しておきたいところです。

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