トレード戦略
ドル円・4時間足チャート – 三尊の値動きに注目する
黄ゾーン(137.628- 138.854)
オレンジゾーン(135.106- 135.373)
緑ゾーン(133.496 – 133.699)
赤ゾーン(131.505 – 131.836)
青ゾーン(129.803 – 130.311)
紫ゾーン(126.191 – 127.198)
今週は4時間足のみで分析します。
前回より緑ゾーンだけ数値を更新しました。
前回のトレード戦略でも話した逆三尊のネックライン(白トレンドライン)まで到達したものの、今週は否定する動きとなりました。
ただ、否定されたからといってここから下落に転じるかはまだ分かりません。なぜかというと、これまでとは少し違う値動きが見られるからです。
前回のトレード戦略でも話したように、これまで下落するときは必ず三尊を形成していることが確認できます(黄色ボックス)。
そして今回も三尊を形成する動きを作ってきていますが(赤ボックス)、これまでとは違った値動きも見られます。それが以下の2点です。
上記2点の値動きを考慮した場合、再度高値を目指すような値動きを作ってくることは十分考えられるため、その辺りは認識しておいてトレードしてもいいでしょう。
ただし上値も重いため最終的にはレンジ相場→下落になる可能性も十分にあるため、やはりここは短期トレードで値幅を取っていくことが大事だと思います。
下落に転じると判断すべき基準は緑ゾーンとします。ここを下抜けば落としていく可能性が高まるとみています。
またウェッジのようなチャートパターンも形成してきているため、ここから収縮するような値動きが来た場合は要注意かなと。
上昇する場合は上トレンドラインまたはオレンジゾーン近辺にへばりつくような値動き(黄色ボックス)を作ってきたときは上抜けていく可能性が高まると思います。
月曜日の東京市場始まりは上方向に行くかなと予測してます。
来週の価格推移の見通し
赤ゾーンと青ゾーンの2つの範囲に分けて価格推移を予測します。
赤ゾーン:130.604 – 133.605
青ゾーン:133.606- 137.056
まとめ
今週のドル円は135円付近まで上昇しましたが、20日に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数の結果を受けて下落に転じます。しかしこれまでとは違った緩やかな下落スピードのなか、21日のPMIの結果を受けて大きく上昇しました。
現時点では緩やかな下落圧力・そこそこ強い上昇圧力という印象です。
ただ、そこそこ強い上昇圧力をもってして、上値の重いレジスタンス(135円付近)を超えられるかが少々疑問なところ、というか来週の値動きで判断していきたいところですね。
少なくとも21日のPMIの結果を受けて早期の利上げ停止観測が後退したことにより、やや上方向の流れになっている印象を受けます。
来週の注目経済指標は27(木)の米・四半期実質国内総生産(GDP)、28日(金)は日銀の植田和男新総裁が就任して初めての金融政策決定会合、米・個人消費支出(PCEデフレーター) と続きます。
28日の金融政策決定会合では金融政策現状維持の見通しではありますが、政策検討を示唆するような発言があれば急な円高に振れる可能性もあるため要注意だと思います。
来週は135円という心理的な節目を超えていくのか注目ですね。