ドル円の週間トレード戦略です。
お時間ある方は上にあるYoutube動画ですと更に詳しく解説していますのでおすすめします。
テキストベースでは以下よりご覧ください。
週足
今週も大きく続伸して陽線を確定(白矢印)。
上値の重い水準で反発され、上ひげも長くなってきてはいますが、それでも実体も大きく残しているため最後にもうひと伸びする可能性も否定できません。
以前から話しているようにドル円は大きなポジションの偏りがありましたが、過去の相場を見てもポジション解消による動きはトレンドを形成してから約2.5〜3円くらいの値幅を上昇する動きを作ることが多いです。現在はトレンド形成から約2.1円ほど上昇していますが、過去の上昇値幅と比較した場合まだ上昇余力が残っている可能性もあります。
ちなみに、直近で強いレジスタンスとなりそうなのが106.085(赤ライン)ですが、ここまで上昇したらトレンド形成から約2.5円ほど上昇したことになります。
すでに上値の重い水準ではあるので、ここから落としてくる可能性も十分考えられますが、最後にもうひと伸び来る可能性があることも頭に入れておきたいところです。
日足
一週間ほど続いた上昇トレンドにやっと陰線を形成しました(白矢印)。
しかしこれだけの上昇圧力、直近のローソク足も大きな陽線を作っているため、なかなか下落しづらい動きもきそうです。
考えられるのは主に2つの動き。
①レンジ形成してから下落に転じる
②もうひと伸びしてから下落に転じる
①のレンジ形成はどちらかといえば4時間足レベルのレンジ形成かなと思います。
現在の価格水準で横ばいに推移して上値の重い動きも見せるなら、短期的なショートチャンスもありそうです。ただしショートを仕掛ける場合、しっかりと時間調整をして、誰でも認識できるようなチャートパターンが現れるまでは基本やらないほうが無難でしょう。
②の動きがきた場合、強い節目として意識されそうなのは106.085(赤ライン)あたりでしょうか。
現在の価格からほとんど値動きを作らずに上昇していくなら、赤ライン近辺で大きく反発される可能性もありそうです。
下落相場が来た場合、どこまで落としてくるのかまだ分かりませんが、日足レベルで分析するならイエローゾーンの下限から緑ゾーン近辺になります。その理由としては、前回のトレード戦略でも話したように、トレンド転換時に作った逆三尊の値動きはそこまで強くないからです。つまり、そこまで強くないにも関わらず大きく上昇した値動きを作ったので、その後に大きな調整が来ることがあります。
もちろん、今回は強いポジションの偏りもあるため、そこまで大きな戻しがあるかは分かりませんが一応頭には入れておいても良いと思います。
細かなところは次の4時間足を見ていきましょう。
4時間足
4時間足では直近でサポートになりそうなところに仮の緑ゾーン(104.834 – 104.992)を追加しました。ある程度強いサポートとして機能する可能性もあるため、ここまで落としてから上昇に転じようとする動きが来る可能性もあるでしょう。
それ以上落としてくる場合は、ある程度の値動きを作ってから(例えばダブルトップや三尊など)の可能性があるため、もしそのような動きが来るなら、先ほど話したように逆三尊のネックラインあたりまで狙ってみるのもありかなと思います。
そのような分かりやすい値動きが来る以外は、基本はロングを軸に戦っていくべきでしょう。
まとめ
一旦ここから調整下げが来る可能性もありますが、やはりこれだけの上昇相場を作ってきたので安易なショートは危険です。
ショートを仕掛ける時はしっかりと値動きを作った時、それ以外ではロングを軸に戦ったほうが今はまだ懸命かなと思います。
とはいえ、ここからすぐに大きく上昇していくのは少々難しいのではと予測しています。
真上にある赤ライン(106.085)はかなり強く意識された節目なので、このまま上昇していっても強く反発される可能性があります。
それをふまえて、来週はロングを軸に戦っていきたいところです。