ドル円の週間トレード戦略です。
お時間ある方は上にあるYoutube動画ですと更に詳しく解説していますのでおすすめします。
テキストベースでは以下よりご覧ください。
週足

ドル円は1年近くトレンドラインに抑えられていましたが、ついに今週は上抜けてきましたね(白矢印)。
以前からトレード戦略で話していたように、ドル円は大きなポジションの偏りがありました。
今週はこれまで大量に溜まっていたポジション解消による動きが来たことにより大きく上昇した経緯があります。
そしてこの動き(上昇)はまだ続く可能性もあります。
力もある程度は溜めてきた感じもあるので、ここからじっくり時間をかけてイエローゾーンを超えていく可能性も高まっているように見えます。
それを踏まえて次は日足を見ていきましょう。
日足

ドル円は大きく上昇を続けてきましたが、このまま真っ直ぐイエローゾーンを突き抜けていくとは思わない方がいいでしょう。どちらかといえば一旦はここから落としてくる可能性を考慮しておきましょう。
そしてもしそのような動きが来た場合は、すぐ下の緑ゾーンでしっかりサポートされるか確認しましょう。
緑ゾーンはこれまで強いレジスタンスとして機能していましたが、今回の上昇により抜けてきました。今度はそのレジスタンスがしっかりサポートとして機能するのか、もし下落してきた場合はその辺りを確認したいところです。
4時間足

4時間足で見ても直近の緑ゾーンが強いサポートとして機能しそうな感じではあります。
もし仮に下抜けたとしても103.934(赤ライン)で反発して戻す動きが来る可能性がありそうです。
逆にこのラインを下抜けるなら、またしばらく迷い相場になるのかなと。
チャネルを引いてみましたが、ある程度は意識されるんじゃないでしょうか。
このチャネルの下限ラインと緑ゾーンが重なるところなんかはロングを仕掛ける狙い目かもしれません。
ただし一つ注意点としては、このままチャネルを推移してイエローゾーンを抜けるかは少し疑問でもあります。
今は大きなポジション解消による動きから、このまま力強くイエローゾーンを抜けていく可能性も否定はできませんが、どちらかといえばこのまま上抜けるよりは、一旦チャネルを下抜ける動きが来る可能性はあるのかなと思っています。
とはいえこれだけの上昇圧力です。
おそらく下げても買われるような動きが来るでしょうから、基本的にはロングを軸に戦略を練った方が良いのかなと思います。
まとめ

ドル円はこの一年近く見られなかったような動きをしており、明らかに中期的なトレンド転換を作ってきています。
ここから下落しても限定的な動きとなれば、おそらく106円台を目指してくる可能性が高まるでしょう。
しかし懸念点もあります。
それは前回のトレード戦略の動画の中でも話しましたが、今形成している日足レベルの逆三尊はそこまで強くはないということです。つまり上昇していくにしても、しばらくはイエローゾーン近辺で方向感のない相場を作ってくる可能性もあるということは認識しておきましょう。
個人的には下まで引き付けて短期ロング。
そしてある程度底堅いのを確認できたら中期的なロングも検討してみようと思います。
■意識ゾーンの数値
・レッドゾーン(113.635 – 114.581)
・ブルーゾーン(112.161 – 112.695)
・イエローゾーン(110.758 – 111.326)
・ブルーゾーン(109.327 – 109.569)
・レッドゾーン(107.577 – 108.216)
・ブルーゾーン(106.480 – 106.746)
・イエローゾーン(104.579 – 105.266)
・ブルーゾーン(102.468 – 103.014)
・レッドゾーン(100.085 – 101.296)
