トレード戦略
ドル円・週足チャート – 反転サイン
今週足は陽のトンカチを確定(白矢印)。
陽のトンカチは強い抵抗帯で形成された場合、「レンジ・トレンド転換」するサインとしてよく現れます。
今回は強い抵抗帯である紫ゾーンで陽のトンカチを形成しているため、その可能性は高まっています。
逆にここから更に落とすようであれば、それだけ下落圧力が強いということ。その時は続落を警戒しましょう。
ドル円・日足チャート – 上位足と下位足で観測できるサイン
週足に続いて日足でも陽のトンカチを形成(白矢印)。
このように下位足でも似たチャートを形成してくるとサインとして根拠が強くなる傾向があります。
更に陽のトンカチを形成してからは安値を切り下げることなく実体では切り上げていく値動きを見る限り、徐々に上値が軽くなってきている印象です。
ここからすぐに上昇転換するかは分かりませんが、いずれにせよ赤ゾーン(131.285 – 132.228)、黄ゾーン(134.658 – 135.317)あたりまでは伸びていく可能性が高まっていると思われます。
ドル円・1時間足チャート – 反発ポイント
青ゾーン(128.568 – 128.802)付近はある一定のストップロス・オーダーを狩り上げてきているため、ある程度の強いサポートとして機能する可能性があります。
また前回の下落(黄色ボックス)と比較しても下落圧力は弱まっていることも確認できるため、それらを考慮すると再度上昇していく可能性もまぁまぁありそうです。
ここから落とした場合の反転ポイントとしては緑ライン(129.180)か青ゾーン付近。ただし基本的なトレンド傾向は下なので慎重に判断してトレードするべきかと思います。
青ゾーンもしくは白トレンドラインを下抜くようであれば一旦様子見がいいと思います。
来週の価格推移の見通し
赤ゾーンと青ゾーンの2つの範囲に分けて価格推移を予測します。
赤ゾーン:124.989 – 132.126
青ゾーン:132.127 – 138.033
まとめ
ここ最近のドル円は、更に日銀の金融緩和の修正が行われるのではないかという憶測が広まることにより大きく下落する値動きを作っていました。
しかし今週の日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を維持することが決定されドル円は上昇。
これで次の注目材料となるのが新総裁が誰になるのか?そして新総裁が政策修正についてどのように考えているかです。
ファンダ、値動き的にはこのまま続落というよりはレンジ展開していく傾向が強まりそうです。
今はそのレンジの中でも下の方を推移しているため上昇期待もできますが、基本的に市場はまだ下と見ているため、売り圧は強いと認識してトレードをするべきでしょう。