7/19〜7/23 ドル円 週間トレード戦略|もう最高値は超えられない

7/19〜7/23 ドル円 週間トレード戦略|もう最高値は超えられない
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トレード戦略

今週のトレード戦略はYoutubeはお休みとなります。

週足

ドル円は予測していたよりも強かったですが、ついに下落に転じてきました。
とはいえ、地合いも強いため続落とはいかず今週は陰線のピンバーを確定(白矢印)。

底堅いところで長い上髭を付けたトンカチのようなローソク足を形成した場合は一旦上昇に転じることがあります。
どちらにしても、もう最高値(黄色点線)を超えることはできないと思われるため(少なくとも今月は)、ロングを仕掛ける場合は短期が良いかなと思われます。

基本的には上昇すればショートを検討する感じで良いのかなと思われますが、しばらくは週足レベルでレンジ形成する可能性もあることは考慮しておいたほうが良いでしょう。ショートも短期トレードが無難かもしれませんね。

日足

前回のトレード戦略では「基本的には赤ゾーンを下抜いたら下目線」とお話ししたと思います。
実際に赤ゾーンを下抜いてからは下落スピードを加速させて落としていきましたが(白矢印)、緑ゾーンからの反発も強いため本格的な下落相場はなかなか難しい印象です。

週足・日足共に長い上髭を付けていることから、短期的にはダブルボトムのようなパターンを作って上昇する可能性もありそうです。

ただし、もし上昇してもダブルボトムの中央最高値に届かずに赤ゾーン付近でしっかり上げ止まる動きを作ってきた場合は、ダブルボトムが失敗した形となって再度下落してくる可能性が高まりそうです。もしくは早々に緑ゾーンを下抜いてくる可能性もありますが、その場合はダマシ的な動きとなる可能性もあるので注意しましょう。

4時間足

4時間足で見ると短期的にはやや上昇圧力が強まっている印象ではあります。
ただし上値も重いため、結果的にはトライアングルのようなパターンに展開しつつあります。

週足レベルではしばらくレンジ相場になる感じでもあるため、もしそうなるなら一旦は上抜けていく可能性もありそうですし、上へ抜けた時の方が伸びていきやすく見えます。

今のところは「やや上昇注意」といったところでしょうか。
ただしライン下限で推移する動きを作ってきた場合は続落の可能性もあるため注意しておきましょう。

1時間足

今回は少々判断が難しいところですが、来週月曜日の東京市場では黄色点線(110.193, 110.157)赤点線(109.930, 109.962)の間で推移する可能性があると思われます。
特に月曜日の午前に各点線まで達するなら逆張り優位性は比較的高いと思われます。

ただし今回はちょっと半端な値動きのため、やや注意した方がいいかもしれません。
あくまでも短期的なのでご注意ください。

まとめ

まだ地合いが強いためしばらくは109円〜111円台を推移する形となりそうです。
直近の値動き的にはここから再度上昇に転じる動きを作ってきてもおかしくはないと思います。

パウエルFRB議長はハト派的な発言となっていますが、米重要経済指標では市場予想を上回る数値となり、市場のテーパリング開始時期の前倒しという見方の強まりによって地合いの強い相場となっている印象です。

つまり、ファンダ的にはドル円相場は上昇をメインとしてトレードする方が適切かもしれません。
ただしテクニカル的にはここからすぐに112円台へと高値更新していくよりは、どちらかといえばレンジ相場、もしくはいったん大きく下落に転じてもおかしくはないと考えています。まぁそんな未来のことまでここで予測してもしょうがないのですが一応……。

また少し気になるのは、米国でコロナ感染者が急増していることでしょう。
16日の新規感染者は7万9000人を超えて4月半ば以来の高水準となりました。感染力の強いデルタ型の拡大が続いており、米国の一部ではワクチン接種も遅れています。もしこれから更に感染拡大していくことになれば、テーパリング後退の可能性が高まります。

テクニカル的にもファンダ的にも、まだまだ油断はできないかもしれません。

■意識しておきたい価格水準
・青ゾーン(111.634~112.003)
・赤ゾーン(110.319~110.536)
・緑ゾーン(109.655~109.857)
・黄色ゾーン(108.796~109.075)
・白ゾーン(108.083~108.222)

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