6/14〜6/18 ドル円 週間トレード戦略|今週はFOMCに注目!

目次

トレード戦略

週足

今週は陽線のコマを形成(白矢印)。

非常に地合いの強い相場ですが上値も重い。
そして収縮するように値動きが小さくなってきていることにも注目です。
このような弱い値動きになってくると上昇が難しくなってくる傾向があります。

日足

意識ゾーンと前々回のトレード戦略で表示させたチャネルも表示させました。

地合いは強いものの意識ゾーンで抑えられ上値も重くなってきている印象です。
一つの基準として、来週はチャネルのセンターラインを超えてくるのか注目してみても良いかもしれません。

これまではセンターラインを超えてくる度に高値を切り上げてきましたが、もしここからセンターラインを超えてきた場合、今度は高値を切り下げるのか、もしくはセンターラインを超えられずに抑えられるのか、どちらがきた場合でも下落優位性が高まるので注目しておきたいところです。

逆にこのチャネルを上抜いてくるようなら、相当強いため続伸する可能性が高まるのかなと思われます。
それでは4時間足を見ていきましょう。

4時間足

ドル円は非常に強いため判断が難しいところではありますが、現時点では高値圏にいると思われるので、緑ゾーンを背にショートを仕掛けていくべきでしょう。

ただし底堅いため、一つ考えられるケースとしてはここから下降ウェッジのようなパターンを形成してくる可能性もあります。その場合に注意深く見ておきたいのが下落していくパターンの値動きです。
基本的に下降ウェッジは最終的に上抜けするパターンが多いですが、下落していく時はウェッジの下限ライン付近を推移させてくる値動きを作ることが多いため、ここからウェッジを形成する場合は注目して見ておくと良いと思います。
下降ウェッジの上昇パターンは動画でも出してあるのでまだ見てない場合はご確認ください。

しかしここから早い段階で緑ゾーンを上抜いていく場合は続伸を警戒しておいた方が良いかもしれません。
1時間足を見ていきましょう。

1時間足

来週月曜日の東京市場ではショートを軸に2本の黄色点線(109.755~109.845)あたりから仕掛けられればいいかなと思います。

ロンドン市場以降で赤点線(109.558)辺りを下抜けば落としていく可能性がありますが、2本の青点線(109.309~431)辺りからの反発は注意ですが、下抜けば下降ウェッジの下限ラインまで落としてくる可能性もありそうです。ただしあまり深追いはしない方が良いでしょう。

どちらにしても月曜日は非常にやりにくい相場になりそうですね。

まとめ

今のドル円はテーパリング観測の高まりの影響によりかなり地合いが強いです。

特に来週はその影響を大きく受ける可能性が高いFOMCが15日、16日に開催されます。
FOMCではパウエルFRB議長がテーパリングの必要性に関する言及があればドル高に進む可能性が考えられ、逆に無風で終わればドル円は一段落としていく可能性もあるため、来週は最も大きなイベントとして注目しておくべきでしょう。

今後の動向は来週のFOMCの内容によっても大きく変わりそうなので、少なくとも16日の政策金利発表(27時00分)とパウエルFRB議長の記者会見(27時30分)の時はノーポジにしておくのが賢明かと思います。

また金融政策以外では、バイデン政権による対中包囲網により再び米中関係の悪化が市場でも注目されつつあります。トランプ政権時代では米中対立により円高に進行しましたが、また再燃する可能性もありそうなので注目しておきたいところです。

■意識しておきたい価格水準
・赤ゾーン(110.540〜110.756)
・緑ゾーン(109.817 – 109.963)
・黄色ゾーン(108.796~109.075)
・白ゾーン(108.083~108.222)

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