3/29〜4/2 ドル円 週間トレード戦略|2つのゾーン間にある重要な仕掛けポイント!

目次

トレード戦略

4時間足

今週は更に高値を切り上げて続伸させました。

前回のトレード戦略では「緩やかな下落が続いた場合は黄色のトレンドラインで反発させる確率が高い」とは話しましたが、タッチさせる手前で反発し上昇転換。そして「黄色ゾーンを越えると上昇優位性が高まる」と話したように、超えたところでブレイクさせてきました。しかし「黄色ゾーンを上抜けたとしても仮の緑ゾーンで反発させる可能性がある」と話したように、現在は緑ゾーンで反発する形となっています。

さて来週はどのような動きとなるのか、週足から見ていきましょう。

週足

※意識ゾーンは新しい数値になっています。詳しくはこちらの記事をご参考ください

今週は続伸する動きを作って陽線を確定しました(白矢印)。

しかしここから続伸できるかは少々疑問です。
それは前回に大きく反発する動きを作った価格帯(黄色ライン)でもあるため、その強い抵抗帯を今の上昇圧力で超えることは難しいのかなと予測しています。

この価格帯は過去にも何度も大きく反発されている歴史があり(緑枠)、それらを考慮すると一旦大きな反発が来てもおかしくないでしょう。

日足を見てみましょう。

日足

今回のドル円の上昇相場は約1ヶ月以上に渡って形成されました。
それなのにも関わらず、たった2週間足らずの調整相場(黄色枠)を作っただけで更に続伸する動きを作ってきました。

これらの値動きを見る限りは、このままブルーゾーンを続伸していくのは少々難しいのかなと思います。そうなると、やはりまだまだ調整相場は続くのかなと予測します。

しかし万が一、ここからブルーゾーンを上抜いていった場合、全くそのような動きになることを想定していないので、申し訳ないですが個人的には様子見となってしまいます。

というわけで、ここからはレンジ相場になると想定して4時間足を見ていきます。

4時間足

前回引いた一部の水平線(赤ラインと緑ライン)は削除しました。

来週は、今週ブレイクさせた黄色ゾーンを節目として、緑ゾーンとの間でレンジ相場を形成する可能性があると思います。そしてもし、そのような緑ゾーンと黄色ゾーンの間でレンジ相場になる展開を作ってくるなら、おそらくその後にまた黄色ゾーンを下抜いて落としてくる可能性もあると思います。

このような相場になるとすれば、短期的な狙い目としては黄色ゾーン付近からのロング仕掛けです。
おそらく一発では抜けないため、この辺りは狙い目だと思います。
注意点としては、この辺りの価格水準は節目を曖昧にしてくる可能性もあるため、黄色ゾーンを多少下抜いてきたり、その手前で反発したり、不規則な値動きを作ってくる可能性もあります。そのため多少やりづらいかもしれませんね。

ただし、レンジ相場になる可能性があるとはいえ、緑ゾーンからのショートは少々危険かもしれないので控えた方が賢明だと思います。最悪のケースそのまま続伸していく可能性も十分あるからです(おそらくそのような素振りの値動きを見せてくると思う)。
あくまでもトレンド方向への逆張りが優位性高いと思います。

個人的には来週のドル円はこの辺りに絞ってトレードしていこうと思っています。
もちろん、あくまでもレンジ相場になるという前提ですが。

そして、ここからの理想のレンジ相場期間はおよそ2週間前後です。
もしそれくらいの時間が経っても黄色ゾーンと緑ゾーンの間でレンジ相場を形成しているなら、ショートを狙っていくかもしれません。あとは値動き次第でしょうか。

まとめ

先週に引き続き今週も調整相場(大きな時間軸で)が来ると予測します。

今週ドル円は高値を切り上げ上昇しましたが、前回のトレード戦略で話したように、ここまでの上昇はまだ想定内です。その理由としては、テクニカル的には調整時間が短すぎることです。これだけ大きく上昇してきたのにも関わらず、この短い調整時間でまた更に大きく続伸していくことは少々難しいと感じています。また米長期金利が一服したことや、年初より続いた円ロングのポジションが今回の上昇相場により急減したことで上昇圧力が低下していく傾向もあります。

それらを考慮すると、今後もドル高は続くかもしれませんが、一時的な上値が重くなることは考えられそうです。
その上で米長期金利の高止まり、リスク回避となれば小幅ながらに下落する可能性もあるでしょう。

ただしBloombergによれば「バイデン米政権は最大3兆ドル(約330兆円)規模の長期経済プログラムを検討している」とあるように、もし来週こちらについて詳細が明らかになれば、内容によっては市場が反応する可能性もありそうです。

また、経済指標ではISM製造業景気指数雇用統計に注目しておきたいところです。
特にFRBは労働市場の回復を重視しているので、結果によっては市場が大きく反応する可能性もあるので、この辺りはポジションを持っている場合は少し警戒しておいた方が良いかもしれません。

個人的には来週はレンジ相場を想定していますが、もしここから更に大きく上昇していった場合は現時点では僕にも分からないため、分かるまで無視しようと思います。

■意識しておきたい価格水準
・緑ゾーン(109.879 ~ 110.090)
・黄色ゾーン(109.244 ~ 109.299)

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