10/4〜10/8 ドル円 週間トレード戦略|赤と緑の抵抗帯

目次

トレード戦略

月足

10月に入ったので月足から見ていきましょう。

9月の月足は陽線を確定(白矢印)。
高値安値を切り上げてきており非常に力強い印象。

ただし、このまま後2ヶ月ほど上がりきれずに横に推移していくようなら力尽きて落としていくようにも見えますそのため、ここから再度上昇させるのであれば少なくとも今月足は陽線を形成させたいところであり、それが崩れれば下落優位性が高くなるのかなと。

現在はまだ今年3月に形成した大陽線(黄色矢印)の上限近辺を推移しているため上昇圧力が強いと判断できるので、ロングを軸に戦った方が無難でしょう。

週足

今週足では長い上ひげを付けた陽線を確定(白矢印)。
このローソク足は「陽のトンカチ」とも呼ばれ、すぐ下に強いサポートが存在している場合などでは上昇優位性が高まる傾向にあります。

実際に今もすぐ下には赤ゾーンが存在しているところで「陽のトンカチ」を形成しているため、やや底堅い値動きを作っている印象です。このような動きを作ってくると再度上ひげ辺りまで試してくることがあるので警戒しておきましょう。

ただ青ゾーンからの反発も強いため、少なくとも来週は青ゾーンを上抜いていくのは少々難しいのかなと予測しています。
つまり来週は青ゾーンから赤ゾーンで推移するのかなと。少なくとも来週の前半は。

日足

これまで表示させていた紫ゾーンを削除しました。
緑ゾーンを新しい価格帯(109.724~109.958)に変更しました。

かなり大きく上昇させましたが、ここからすぐに青ゾーンを越えるのは難しいと予測。少なくともしばらくはレンジ相場になるのかなと。

戦略としては前回のトレード戦略とほぼ同じで落ちてきたらロングを仕掛けていく感じです。ただ今週は予測以上に大きな値上がりをしたため、それに合わせてスケールを拡大させて仕掛ける価格帯は主に赤ゾーンと緑ゾーンとします。

ここからは大きく上下に乱高下させてくる可能性があるため、しばらくは落ちても赤ゾーンや緑ゾーンで反発して上昇する動きを作ってくる可能性が高いのでそこを仕掛けていきます。その値動きの過程で今後上昇していくのか?下落していくのか?様子見ながら探っていきたいところです。

ちなみにこれまでは黄色ゾーンを下抜いたら下落優位性が高まると話していましたが、今後は緑ゾーンを下抜いたら下落優位性が高まる可能性があります。

基本的にはレンジ予想ですが、もし来週早々に日足で大陰線を形成してくるようであれば続落を警戒しておくとよいかも。

4時間足

前回のトレード戦略でも似たような話をしましたが、仕掛ける順番としては赤ゾーン→緑ゾーンです。

今は上値も相当重いはずなので乱高下相場となってじわじわと安値を切り下げたりする可能性があります。そのため最初は赤ゾーンで反発させ、2度、3度アタックして緑ゾーンまで落としたと思ったらすぐに大きく上昇する動きを作ってくる可能性もあります。

ただし来週は雇用統計など重要経済指標も多いため、その辺りは十分に警戒しておくべきだと思います。
基本的にはまだ来週はロングを軸としていいのかなと思っています。

黄色ゾーンから青ゾーンまで調整なしで一気に駆け上がっているけど、このような値動きは反動で一気に下げてくることも相場ではよくあるので一応警戒はしておきましょう。

1時間足

来週月曜日の東京市場ではおそらく黄色点線(110.905~110.954)を下抜くのは難しいと思われるため、下げてくるようであれば短期ロングを仕掛けるのはありかなと。逆にもし東京市場の午前から早々に黄色点線を下抜いていくようであれば大きく続落させる可能性もあるのかなと警戒しておきます。

そして赤点線(111.316~111.460)は小さな一つの節目です。
東京市場では越えることはないと思われますが、ここからどのような値動きを作り、どの方向へ動いていくのか見ておきたい価格帯です。短期トレードチャンスが生まれやすい価格帯ですね。

まとめ

11月のテーパリングが示唆されたことによってドル円は大きく続伸しましたが青ゾーンで大きく反発。
多少上振れはしましたが、以前から話しているように青ゾーン辺りまでの上昇は市場がテーパリングを織り込んでいる価格水準のため想定範囲内ではあります。

個人的な予測としてはしばらくはレンジ相場、または一過性の上振れはあるものの最終的には上値を抑えられるのかなと考えています。

その理由としては、新型コロナウィルス感染は9月をピークに減少傾向にあるにも関わらず新規失業保険申請件数が増加傾向にあります。これはコロナの影響だけではなく経済成長が減速していく可能性を示唆し、この影響によりコロナで失業した人たちの再就職はより一層困難になるかもしれません。

以前トレード戦略で話しましたが、これからは利上げを織り込んで相場は動いていくと思われます。しかし、先月の雇用統計では予想を大きく下回ったことや、新規失業保険申請件数が増加傾向にあることなどを踏まえると、利上げ開始時期はまだ先となる可能性もあります。

とはいえファンダは後から付いてくるもので、値動きだけのテクニカル分析ではまだ上昇傾向にあるのでトレードではロングを軸でいいのかなと。ただし米長期金利が鈍化してきているためしばらくはレンジ相場と想定しておくとよいと思います。

来週は10月5日にISM非製造業景気指数10月6日にADP雇用統計10月7日に新規失業保険申請件数10月8日に雇用統計と重要経済指標が控えているため必ずチェックしておきましょう。

・青ゾーン(111.634~112.003)
・赤ゾーン(110.319~110.536)
・緑ゾーン(109.724~109.958)
・黄色ゾーン(108.796~109.075)
・オレンジゾーン(110.986,〜111.101)

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