こちらの記事ではスワップポイントについて詳しく解説します。
スワップポイントとは?
FXにはスワップポイントと呼ばれる2カ国間の金利差によって利益を出す方法があります。
例えば南アフリカなどの金利水準が高い通貨を買い、超低金利の日本の通貨を売ると、そのポジションを保有している期間は金利の差額を毎日受け取ることができます。
スワップポイントが付与されるタイミングは?
スワップポイントは翌日以降に持ち越すたびに付与されます。
具体的な付与される時間はFX会社ごとに若干の差があり、統一されているわけではありませんが、基本的にはニューヨーク市場が閉まる日本時間の朝7時頃(サマータイム期間中は朝6時頃)に付与されます。
スワップポイントの仕組み
FXは「スポット取引」と呼ばれる取引形態となり、契約日(取引した日)の2営業日後に必ず決済日を迎えます。
しかしトレードするのにポジションを必ず2営業日後に決済するというルールはないので、実際にはトレーダーの好きなタイミングで決済ができます。
なぜこのようなことが可能かというと、未決済のポジションはFX会社が決済日の繰り延べを行なってくれているからです。それによってトレーダーは決済日を気にする事なくいつでも決済ができます。
この決済日の繰り延べのことをロールオーバーといい、FXではロールオーバーのたびにスワップポイントの受け渡しが発生する仕組みになっています。つまり「ロールオーバーした日数=スワップポイントを受け取れる日数」となります。
土日祝日のスワップポイントについて
スワップポイントは365日ロールオーバーのたびに1日分のスワップポイントが付与されますが、必ずしも毎日付与されるわけではありません。
為替市場は基本的に土日は金融機関がお休みのため土日はトレードができないからです。そのため、土日分のスワップポイントを平日に受け取ることになります。
水曜日はスワップ3倍Dayとも呼ばれており、あえてポジションを繰り越して3倍スワップポイントを狙うトレーダーも多くいるんだ。
スワップポイントの注意点
スワップポイントは支払いが発生する場合もあるので注意が必要です。
例えば高金利通貨の南アフリカランド(ZAR)を売って、低金利通貨の日本円(JPY)を買った場合、毎日その金利差を支払うことになってしまいます。
スワップが多く発生する水曜日や連休とかは持ち越さないように気を付けなくちゃね!
まとめ
スワップポイントは毎日金利差がもらえてとっても魅力的です。
しかし高金利通貨は基本的に経済情勢が不安定な国が多いため、為替レートが激しく変動しやすくリスクが高い傾向があるので注意しましょう。
スワップポイントはあくまでも「おまけ」程度に考えておくのがいいだろう。高金利通貨のスワップポイントばかり狙ってたら痛い目にあうぞ。