こちらの記事ではFXの資金管理にも関係してくる証拠金、必要証拠金、有効証拠金について解説します。
目次
証拠金とは
証拠金とはFX会社の口座に預け入れている資金のことです。
FXでは証拠金の担保にして取引を行います。
必要証拠金とは
必要証拠金とは、保有している通貨を維持するために最低限必要な預託金のことです。
個人口座の場合は総取引額の4%以上の証拠金を義務付けられており、この比率を証拠金率といいます。証拠金率は通貨ペアによっても変わります。
例えば証拠金率4%のドル円を1ドル130円の時に1万ドル(130万円分)の取引を行う場合、必要証拠金は52,000円になります。
つまり52,000円で130万円の取引ができるということは、「130万円÷52,000=25」となるので、25倍のレバレッジで取引することになります。
有効証拠金とは
有効証拠金とは証拠金に含み損益を合わせた金額のことです。
FXは証拠金を担保として取引が行われますが、この証拠金がどれくらいあるかを有効証拠金で判定します。
例えば100万円の証拠金があるとして50万円の含み益がある場合、有効証拠金は150万円になります。30万円の含み損がある場合、有効証拠金は70万円になります。
必要証拠金に対して占める有効証拠金の割合によってロスカットが執行されます。
ロスカットについてはこちらの記事をご参考ください。
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