【来週のドル円予想・見通し】トレード戦略｜レンジ相場継続

トレード戦略

ドル円・日足チャート – レンジ相場継続

ゾーンは前回のをそのままです。

非常に判断の難しいところですが、ひとまず大きめな目線で言うと来週も引き続き黄ゾーン〜紫ゾーン間で推移すると予測しています。

前回のトレード戦略で話した逆三尊のネックラインを超えてきたものの大きく反発された値動きを見る限り、なかなか黄ゾーンを超えるのは難しい印象です。ただもし、次3回目の黄ゾーンへアタックする値動きがくれば超えていく可能性もあるのかなくらいに考えています。

また上値が重いのは間違いありませんが、緑ゾーンを明確に下抜かない限りは、再度上を試す値動きを作ってくると思われるので、その辺りは警戒しておきます。

ドル円・4時間足チャート – 上値重し

いやほんとに難しいですね。
緑ゾーンからの反発も強いのでこのまま再度上昇していってもおかしくはない値動き。

ただ、来週月曜日の東京市場始まりからの値動きでは、オレンジゾーンを超えることはできず、どちらかといえば落としてくるのかなと予測しています。

基本的には今週は下落相場だったことを踏まえると、来週初めはその流れとして少なくとも134.360あたりまでは落とすのかなと予測しています。

仮に来週ここから上昇したとしても、今の値動きでは乱高下させた上昇になる可能性もあるため、もしそのような値動きになれば136.323~136.709あたりからストンと落ちていくのかなと思っています。まあこの辺りはその時の値動きを見なくては分かりませんね。

緑ゾーンを明確に下抜くことができれば、次のターゲットは赤ゾーンあたりになりそうですが、その間も抵抗帯が断続的にあるため、要警戒かと思います。

来週の価格推移の見通し

赤ゾーンと青ゾーンの2つの範囲に分けて価格推移を予測します。

赤ゾーン：131.541 – 135.166
青ゾーン：135.167- 138.098

それぞれのゾーン内にいる間は、そのゾーン内を推移し続ける傾向が強そうなところで範囲を分けています。

まとめ

今週のFOMCでは市場予想通り0.25%利上げされましたが、一方声明文では「幾分かの追加利上げが適切と予想する」との文言が削除され、次回6月のFOMCでは利上げ停止する可能性を示唆しました。

ただし完全に追加利上げを排除したわけでなく、今後は「会合ごとに入手する経済データによって判断する」と述べているため、利上げ継続の可能性もあります。

実際に今週の米雇用統計では市場予想を上回る強い結果内容を受けて、6月FOMCで追加利上げ観測が高まっています。

ただし全体的に見ると若干インフレが和らいでいるため、長い目で見れば利上げ停止は妥当なのかなと。つまりここからドル円が150円を超えていくような可能性は低いでしょう。

ドル円の値動き的にもまさにそんな感じで、上値も重いが底堅い印象。やはり今年はしばらくはレンジ相場かなと予測しています。

ただ市場は年内後半には利下げを予測しているため、いずれそれを織り込んだ値動きを作ってくる可能性はありそうですね。