トレード戦略
異例相場が続いていますね。
Twitterを見てもかなりの打撃を喰らった人たちが多い印象です。
なんせ天井から一気に約17円も下げた相場です。
こんな短期間にここまで下げるとは誰も予想はできなかったでしょう。
相場は何が起こるか分からない。
今年残り1ヶ月。
気を引き締めていきましょう。
ドル円・月足チャート – 11月のローソク足
11月の月足は大陰線を形成。
非常に非常に強い下落圧力です。
しかし、この短期間でやや下げ過ぎ感もあり、この後大きく戻す値動きを作ってくる可能性もあるため、ここからの追いショートは少々警戒するべきでしょう。
上昇トレンドの中では6月と8月に大きく買い上げる値動きを作っていますが、おそらく12月中にこの価格水準を下抜くのは難しいのかなと予想しています。
ドル円・週足チャート – 今はいつ反発してもいい価格水準にいる
直近の上昇トレンドの中で、ポジションが溜まっているエリアは主に2カ所です。
今週は「ポジ溜まりエリア1」のストップロスオーダーを狩り取って大きな陰線を形成しました。
しかし「ポジ溜まりエリア2」はトレンド相場を作った価格水準であり、より市場に意識されている可能性が高いです。
そろそろ反発される可能性を視野に入れてトレードしていくべきだと思われます。
「市場に意識されている価格帯」ということは強い抵抗帯として機能する可能性があるということだね。
ドル円 日足チャート – レンジ相場となる価格帯
既にいつ反発してもいい価格水準ではありますが、ややまだ下げが浅い印象です。
できるなら黄色ゾーンあたりまで様子見たいところ。
逆にここから反発するのであれば、赤ゾーンあたりから戻り売りが仕掛けやすそうです。
赤ゾーンは沢山のストップロスを狩って下げてきた価格水準だから、強いレジスタンスとして機能しやすい可能性があるんだ。
ここから再度上昇転換するのか?
個人的にはここから再度上昇し、少なくとも142〜145円あたりまでは上がるのかなと予測しています。
ただどちらにしてもしばらくは130〜138円あたりでレンジ相場になるのかなと。
なぜなら130円を下抜くには、より強いファンダ的な材料がないと難しいと思われます。
逆にこれだけの強い下落圧力なので、上昇転換するにしても少々時間がかかりそうだからです。
ドル円 4時間足チャート – チャネル内の転換値動き
仮にチャネルを引いてみました。
チャネル内で転換する際によく見かける値動きはダブルボトムか逆三尊です。
その際にしっかり高値と安値が切り上がるのか確認しましょう。
転換とはいってもこれだけ強い下落圧力。
あくまでも下落が止まり、ここからレンジ相場になる可能性があると判断するべきかな。
まとめ
今週は雇用統計が市場予想を上回る結果となりました。
相場は常に先を織り込んでおり、今回の結果を受けて「積極的な利上げ継続の懸念」から底堅い値動きとなるような印象を受けます。
次回のFOMCは12月13日、14日を予定されています。
現時点では0.5%の利上げ決定の可能性が高まっていますが、今回の雇用統計の結果のこともあってタカ派よりになる可能性もあります。
今回の大きな下落でポジションがだいぶ軽くなったので、値動き的には再度上昇する可能性も視野に入れておきたいところだけど…まぁなんせ難しい相場ですからね。